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スニーズ・コメンツ #35 [c o m m e n t s]



  • 想像世界の魔術師は、魔法使いや妖精や幻想的な人物の協力を必要とはしない。街路とそこを通ってゆくひとたち、山、カーテンを引いて光を差し込ませる部屋、蛾を追う覚醒した裸の女性、猫と鏡と小娘といったものさえあればよいのだ。すると、定義できないような、執拗な魔力が舞台を鈍く覆ってしまうのである。陰険な小さいタッチを重ねて、細部のわずかな部分を変形させて、ある顔を巨頭のようにかすかに強調して、ある人物を緊張させ、気付かぬほどわずかに硬直させて、人物の歩き方のバランスをほんのわずかくずすなどして、幽霊のように、猫のように歩み寄るバルテュスは「時」を宙づりにし、ゆるやかに流れさせ、さらに、止めるふりをしている。「演出」されているいくつかのタブローでは、ときには嘲笑的になってみたり、ときには不吉、ときには幼稚になる画家は、微妙で捕らえようのない不安、ふと奇異の天使の翼にかすかに触れられたような、存在の鈍い不確実性という倒錯的な眩惑をわれわれに伝える。
    クロード・ロワ 「《時》を飼いならす人」


  • ♭ ピーターラビット♪
  • ぶーけさん、こんばんは。大人しそうなピーラビさんですね。こねこのトムさんは服を着ているの?‥‥「Fat Cat Art」というサイトを見つけました。「シャガールの空飛ぶデブ猫」もありますよ。
    by sknys (2014-06-15 00:57)

  • ♭ 陶器の籠と子猫のトム
  • 石井桃子先生の『山のトムさん』の中でも触れられていたように、トム(Tom)は雄ネコのこと。日本では「タマ」がネコの代名詞であるように。ビアトリクス・ポーターのトム君は肥満児(問題児?)ですね。やんちゃな末っ子なのかしら?‥‥「子猫のトム」ちゃんはネコよりも、ハムスターに似ているような。
    by sknys (2014-07-02 00:50)

  • ♭『ソロモンの偽証 第II部 決意』 宮部 みゆき
  • miyucoさん、こんにちは。「放火」が狂言(自作自演)なのは薄々分かっていました。柏木卓也の「自殺」に神原和彦(神木隆之介?)が深く関与していることも‥‥。長いのは兎も角、分厚くて重い造本(3巻本)は通勤・通学の読書には不向き。スマホやタブレット端末で読むべき小説なのかしら?‥‥宮部さんは意外と美声ですね(文庫化でリニューアルされた「特設サイト」「宮部みゆき『ソロモンの偽証』刊行メッセージ 」が聞けます)。
    by sknys (2014-08-03 15:41)

  • ♭『ソロモンの偽証 第III部 法廷』 宮部 みゆき
  • ついに完結編を読了しました。中学生9人の陪審員は「裁判員制度」、柏木卓也の自殺は「いじめ〜自殺事件」への作者からの回答かもしれない。加害者と被害者が逆転する構図。自殺者が加害者(殺害者)だったという、どす黒い暗転。エピローグの「2010年、春」は長蛇の足のような気もするけれど、中学校を舞台にした青春小説としても読めますね。宮部さんも「五十肩」で苦しんでいるそうです‥‥TVゲームのしすぎ?
    by sknys (2014-08-23 15:55)

  • ♭「ベルばら」オスカルが約40年ぶりの女性姿に!── 少女マンガ最強対決?
  • トミー。さん、こんばんは。ダ・ヴィンチ9月号は「最強!『りぼん』世代 少女マンガ特集」ですが、内田善美の名前もないし、ちょっとズレているような気もします。少女マンガを読んでいた頃、「りぼん」と「マーガレット」の2誌だけは乙女たちの牙城という感じで近寄り難かったなぁ。「りぼん」と「マーガレット」‥‥どっちが最強なのかしら?
    by sknys (2014-08-28 19:56:42)

  • ♭ Parental Advisoryは初めて!?── ネリー・マッケイは練馬系?
  • ふじにぃさん、こんばんは。「猫ジャケ」に惹かれて、Nellie McKayの《Home Sweet Mobile Home》(Verve Forecast 2010)を購入しました。(ドリス・デイのカヴァ集は「犬ジャケ」だった)。この「ネコード」の方が季節感あり。タワレコは「ロック/ ポップス」のコーナにあったけれど、Dユニオンは「ジャズ」だった。女性ジャズ・ヴォーカルというジャンルは良く分かりません。ちなみに練馬区内の某中学校に通っていました。
    by sknys (2014-08-28 20:13)

    猫というか、「虎ジャケ」ですね。国内盤リリースのプロモで来日した際に行なわれたインストア・ライヴ(2010)で、ナタリアちゃんの「写真」を撮りました。デビュー・アルバムは安い輸入盤《Natalia Lafourcade》(Sony Music Latin 2003)を買いました。
    by sknys (2014-08-30 20:29)

  • ♭ パンク&ニュー・ウェイヴ 1976-1979
  • スキャンダラスで暴力的なSex Pistolsには当時ドン引きしました。パンクよりもニュー・ウェイヴの方が好きなので、このラインアップ(註:3CD、全40曲のコンピレーション・アルバム)だと、XTC、Magazine、The Flying Lizardsなどを愛聴。「パンク」はロックの1ジャンルとして定着しているし、「ニュー・ウェイヴ」もGang Of FourやBlondieみたいに再結成して、今でもシブトく生き残っていますね。洋楽リスナーもジジイやババアになっちゃった?
    by sknys (2014-08-28 21:43)

  • ♭ パンク&ニュー・ウェイヴ 1976-1979 part2
  • PiLの《Metal Box》(Virgin 1979)は大好きなアルバムです。地雷をイメージしたという「缶ケース」ではなく、2枚組の《Second Edition》(1980)の方ですが。1983年の来日公演(中野サンプラザホール 6/27)にも行きました。2階席でしたが、ライヴ中に突然最前列で殴り合いが始まって超ビビっちゃった。パンク小僧とニュー・ウェイヴ野郎の涙ぐましい喧嘩です。
    by sknys (2014-08-29 02:48)

  • ♭ 今夜は二度愛して
  • モバサムさん、こんばんは。The Doorsの〈ハートに火をつけて〉は名邦題ですね。直訳すると「火に火をつけて」(Light My Fire)みたいになっちゃうから。この曲がラジオから流れて来た時はシビレました。「洋楽」に目醒めた特別な曲の中の1つです。オリジナル・ロング・ヴァージョンはオルガン〜ギターの間奏が終わって、ヴォーカルが戻って来る瞬間がカッコ良い。今まで袖に引っ込んでいたジム・モリソンが帰って来たようで‥‥ホセ・フェリシアーノの「カヴァ・ヴァージョン」も素晴らしい。
    by sknys (2014-08-29 00:20)

  • ♭ 2人のナタリア ── ナタリア・ラフォルカデちゃんの「メキシコからこにゃにゃちわ」
  • 17歳で録音したとは思えない堂々とした「デビュー・アルバム」ですね。輸入盤にもボートラ2曲が収録されています。Julieta Venegasの《MTV Unplugged》(Norte 2008)に参加していて、オマケのDVDではマルチ奏者としてのナタリアちゃん(ヴィブラフォン、バンジョー、5弦ギター、ミュージカル・ソー、カヴァキーニョ、グロッケンシュピール、キーボード、コーラス)を視聴出来ます。アウグスティン・ララのカヴァ集《Mujer Divina》(Sony Music Latin 2012)は未聴というか、まだ未開封!‥‥先に紹介して下さい。
    by sknys (2014-08-31 14:35)

                        *

    ブログ記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第35集です。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明(註)を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2014/06/01~8/31)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。今四半期は余り外コメントを付けられなかった。自分の記事を書くのに手一杯で、ブロガーたちの記事を読む余裕がなかったし、コメントすべき記事が少ないという事情もあった。W杯ブラジル大会の時差に悩まされ(試合の多くはライヴではなく、録画視聴になった)、『ソロモンの偽証』を読み継ぎ、「クリアランスセール」に足を運び、クロード・ロワの評伝に涙した2014年の夏も終わる。

                        *






    Natalia Lafourcade

    Natalia Lafourcade

    • Artist: Natalia Lafourcade
    • Label: Sony U.S. Latin
    • Date: 2003/08/12
    • Media: Audio CD
    • Songs: Introduccion / Busca Un Problema / En El 2000 / El Destino / Mango / Elefantes / Otra Vez / Te Quiero Dar / Georgina / Mirame, Mirate / Noche Divina / Manana Olvidare / Mango (Remix) / Elefantes (Acustica)


    Second Edition

    Second Edition

    • Artist: PiL
    • Label: EMI Import
    • Date: 2011/06/27
    • Media: Audio CD
    • Songs: Albatross / Memories / Swan Lake / Poptones / Careering / Socialist / Graveyard / Suit / Bad Baby / No Birds / Chant / Radio 4


    ソロモンの偽証 第II部 決意

    ソロモンの偽証 第II部 決意

    • 著者:宮部 みゆき
    • 出版社:新潮社
    • 発売日:2012/09/20
    • メディア:単行本
    • 内容紹介:期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン! もう大人たちに任せておけない──。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、1人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校か...


    ソロモンの偽証 第III部 法廷

    ソロモンの偽証 第III部 法廷

    • 著者:宮部 みゆき
    • 出版社:新潮社
    • 発売日:2012/10/11
    • メディア:単行本
    • 内容紹介:この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。驚天動地の完結篇! その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこ...


    ダ・ヴィンチ 2014年 9月号

    ダ・ヴィンチ 2014年 9月号

    • 特集:最強!『りぼん』世代 少女マンガ特集
    • 出版社:KADOKAWA
    • 発売日:2014/08/06
    • メディア:雑誌
    • 目次:グラビア&インタビュー きゃりーぱみゅぱみゅ / 1980年~90年代『りぼん』作品総まくり / 作家が語る! 最強世代のマンガ家たち 朝倉かすみが語る「一条ゆかり」・ 松田奈緒子が語る「谷川史子」・ 江口寿史が語る「陸奥A子」/ りぼんのふろくたち /『花とゆめ』『マーガレット』『少女コミック』/ 最強世代のマンガ・クロニクル / コラボレー...

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