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スニーズ・コメンツ #48 [c o m m e n t s]



  • ♭ 夢占い ── 2万フィートの戦慄
  • 機体の一部が落下する事故が続発していることも、夢と関係あるのかな。飛行機の悪夢で思い出すのはオムニバス映画「トワイライトゾーン」の「2万フィートの戦慄」。飛行機恐怖症男の妄想は現実だった?‥‥旅客機に搭乗することの根源的な恐怖がブラック・ユーモアで描かれている。留年して卒業出来ないという悪夢は今でも良く見ます。
    by sknys (2017-09-27 22:52)

  • ♭ 京都国際マンガミュージアム「山岸涼子」展
  • 東京・弥生美術館(2016.9.30-12.25)と同じ展示内容だと思いますが、展示方法は京都国際マンガミュージアムの方が良さそうです。弥生美術館は古臭く、狭くて、ガラスケース越し、前・後期と中期で60点以上の入れ替えがあったから‥‥中期と後期の2回観に行く羽目になりました(2回目は最終日のXmas!)。猫画家のヒグチユウコさんもツイッターで感激していたように、カラー原画が美しい。衣裳の模様は細密画のように繊細で艶やかでした。拙記事〈メタモルフォシス展〉をTB出来ないのは残念にゃん。
    by sknys (2017-09-29 12:16)

  • 「ほら見ろ。右手を挙げているじゃないか」/ 近藤は満足げにそう云うと、隈のような面を僕に向けた。/ 髭だらけである。どうだ、お前にはこの形が見えないのかと罵るように云った後、髭男は右手を握って顔の横に掲げ、置き物同様の格好をした。/ 剛い髭、手拭いの鉢巻きに褞袍で雪駄という盗賊宛らの姿であるから、体躯自体は善く似ていても、まるで猫には見えない。狸か、矢っ張り熊である。/ 近藤の背後の地面にはそれはもう夥しい量の招き猫が、大中小と取り揃えて置かれている。二百個はあるだろうか。/ 近藤は丁度その真ん中で同じポーズを取っていることになる。猫の大群は雨晒しだからどれも煤けていて、近藤もまた煤けているから、まるで八百八狸を引き連れた隠神刑部狸が眷属共共敬礼でもしているかのような絵柄である。
    京極 夏彦 「五徳猫 薔薇十字探偵の慨然」


  • ♭ 招き猫ミュージアム
  • 招き猫の挙げている手は「右」と「左」で招く対象が異なります。右手が金運(福)で、左手が人(客)だったかな?‥‥京極夏彦の「五徳猫」(註:『百器徒然袋 風』所収)で知りました。
    by sknys (2017-10-07 12:20)

  • 「オイッ、待てッ。」警官が恐ろしい声で、どなりました。/ すると、その時、青服の大男が、とつぜん立ちどまって、クルッとこちらを向きました。首だけふりむくのではなくて、からだごとうしろをむいたのです。月の光が、怪人物の顔をまともに照らしました。オオ、その顔。警官も店員たちも、その顔を一生忘れることはできないでしょう。人間の顔ではない。青黒い金属のお面です。鉄のように黒くはない。銅像とそっくりの色なのです。青銅色というのでしょうか。三角型をした大きな鼻、三カ月型に笑っている口、目の玉はなくて、ただまっ黒な穴のように見える両眼、三千年前のエジプトの古墳からでも掘りだして来たような、世にも気味のわるいお面です。三人はあまりの恐ろしさに、釘づけになったように、そこに立ちすくんでしまいました。
    江戸川 乱歩 「青銅の魔人」


  • ♭ 怪人二十面相・青銅の魔人
  • 『怪人二十面相 私立探偵明智小五郎』(新潮文庫 2016)も出ています。死後50年経って、江戸川乱歩(1894-1965)の著作権が切れたからじゃない?‥‥澁澤龍彦が岩波文庫に入るのは20年後でしょうか。音楽評論家の高橋健太郎が作った「立憲民主くん」‥‥ツッコミは「バッカーじゃないの!」
    by sknys (2017-10-10 12:07)

  • ♭ うつろ舟
  • 「黒い魔球」を投げてみました。仏作家とキリストの名前をステージ・ネームにした女性のアルバム評に「Didoの〈Here With Me〉を想起させるビートとチェロ・コンボの向こうへ、ダニロワは彼女らしく死に踏み込み、オフィーリアとヴァージニア・ウルフの伝統に身を投げる」とあった。〈Here With Me〉は米TVドラマ「ロズウェル」の主題歌に使われた曲。オフィーリアもヴァージニア・ウルフも入水自殺したので、「身投げする」(drowning herself)という表現になるわけです。
    by sknys (2017-10-21 00:23)

  • ♭ 颱風二過
  • エンケン(遠藤賢司)が亡くなったのは大ショックです。《東京ワッショイ》(Bellwood 1979)は今でもレコード棚にあるし、ライヴも何度か観たことがある。アンプを背負ってギターを弾きまくるパンク少年・二宮金次郎みたいなパフォーマンスも凄かった。『ミュージシャンと猫』(ブルース・インターアクションズ 2011)にエンケン・インタヴューが収録されていた。寝図美やアルファルファ、みいこちゃんなどのネコ写真も載っている。「猫が住めなくなったら人間もおしまいなんだよ」。
    by sknys (2017-10-30 22:34)

  • ♭ イッチンお花模様の猫のお姫様
  • エレガンスなお姫さまですね。淡い色合いが良い感じ。ネコと薔薇は相性が良いのかもしれません。
    by sknys (2017-11-11 22:08)

  • ♭ 木原敏江 原画展 ── 夜の銀座を徘徊する
  • ドジさまの「原画展」(銀座・SPAN ART GALLERY)に行って来ました。「没後20年展 三原順 復活祭」(米沢嘉博図書館 2015)と同じくらいの小スペースだったので、なかなか見つからず、銀座2丁目を彷徨いました。同じ耽美系の山岸凉子とは異なる華やかさがありますね。もう少し広い場所で、もっと多くの原画を鑑賞したいなぁ。
    by sknys (2017-11-13 00:06:37)

  • 木立の中では足元がおぼつかず、転びこそしなかったが麻希子も何度か右に躓いた。ところが工也はまるで滑るように進み、植込みにセーターを引っかけることも下草に足を取られることもない。工也は時々麻希子を振り返ってにやりと笑った。そして魔術師気取りに一本の曲がった枯枝を拾って引きずりながら、先へ先へと進んだ。/ すっかり暗くなって、先頭のアヒルも白っぽい塊としか見えない。木立は終わりに近づいていた。アヒルは大きな植込みを回って池へと戻るつもりらしかった。その時、反対側の木の根元で瞳を光らせ、少女の足を掠めて猛烈な勢いで横切って行ったものがあった。アヒルの鋭い鳴き声と共に白い羽根が何枚も闇に浮かんで舞った。律子が少女の目を塞ぎ、工也が持っていた木の枝を振り下ろした。恨みがましい悲鳴が起こり、一匹の猫が木立を駆け抜け明るい方へ飛び去って行った。
    松浦 英理子 「セバスチャン」


  • ♭ セバスチャン
  • 「セバスチャン」(河出書房新社 1981)は未読ですが(註:読了しました)、「親指Pの修業時代」(1993)や「犬身」(朝日新聞社 2007)は面白かった。前者はフリークス一座の新メンバーになる物語、後者はペットの犬に「変身」するファンタジー‥‥「猫身」ならば、もっと良かった。明日(11/24)リリースされるBjorkの「アルバム・カヴァ」が凄いことになっています。中島らもの「DECO-CHIN」の女性版「DECO-MAN」でしょうか。
    by sknys (2017-11-23 22:42)

  • 「希望荘」 宮部 みゆき
  • T島区図書館は書架にあるけれど、K区は160人、I橋区は200人以上の予約者が待っている(2017年11月26日現在)。23区内の地域格差は想像以上に甚大です。「砂男」というタイトルに首を傾げながら読み進めて行くと、Metallicaの〈Enter Sandman〉(1991)から採ったことがラストで明かされる。アメリカじゃなくって、メタリカなの?‥‥と怪訝に思う読者はイントロ・クイズで〈ジングルベル〉が〈青い山脈〉になってしまう「高齢者」でしょうか。「二重身」は「火車」(双葉社 1992)のラストと二重写しになりました。
    by sknys (未投稿)

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    ブログ記事に付けた「外コメント」を纏めてみたら結構面白いかも?‥‥というアイディアから生まれた再録シリーズの第48集です。コメントは原則としてオリジナルのまま時系列順に転載‥‥事実誤認(誤記)や誤字・脱字、改行の無効化、句読点や記号・顔文字の有無などを精査。内容の分かり難いコメントには補足説明(註)を加え、コメントした元記事にリンクしました。過去3ヵ月間(2017/09/01~11/30)に書いたものの中から、第三者がコメントだけ読んでも面白いものを中心にセレクトしています。9月28日に「国難突破解散」して、民進党が3つに分裂しましたが、瓢箪から出た独楽のように現われたのが「立憲民主くん」。ロック、パンク、メタル、シューゲイズ、グランジ‥‥赤いリッケンバッカーで、一体どのような音楽を奏でるのか?‥‥Bjorkの「アルバム・カヴァ」にも度肝を抜かれた。《Vulnicura》(2015)の延長線上にあるデザインですが、ファッション界だけでなく、音楽の世界でも「ヴァギナが存在感を増しつつある」にゃん?

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    百器徒然袋 風

    百器徒然袋 風

    • 著者:京極 夏彦
    • 出版社:講談社
    • 発売日: 2007/10/16
    • メディア:文庫
    • 目次:五徳猫 薔薇十字探偵の慨然 / 雲外鏡 薔薇十字探偵の然疑 / 面霊気 薔薇十字探偵の疑惑 / 解説──音の視える小説・橋本 祐子


    怪人二十面相・青銅の魔人

    怪人二十面相・青銅の魔人

    • 著者:江戸川 乱歩
    • 出版社:岩波書店
    • 発売日:2017/09/16
    • メディア:文庫
    • 目次:怪人二十面相 / 青銅の魔人 / 解説・佐野 史郎 / 解題・吉田 司雄


    セバスチャン

    セバスチャン

    • 著者:松浦 理英子
    • 出版社:河出書房新社
    • 発売日:2007/12/04
    • メディア:文庫
    • 目次:セバスチャン /〈畸型〉からのまなざし・松浦 理英子+富岡 幸一郎 / 解説・萩原 まみ


    Okovi

    Okovi

    • Artist: Zola Jesus
    • Label: Sacred Bones
    • Date: 2017/09/08
    • Media: Audio CD
    • Songs: Doma / Exhumed / Soak / Ash to Bone / Witness / Siphon / Veka / Wiseblood / NMO / Remains / Half Life


    Utopia

    Utopia

    • Artist: Bjork
    • Label: One Little Indian
    • Date: 2017/11/24
    • Media: Audio CD
    • Songs: Arisen My Senses / Blissing Me / The Gate / Utopia / Body Memory / Features Creatures / Courtship / Loss / Sue Me / Tabula Rasa / Claimstaker / Paradisa / Saint / Future Forever

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