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サッカー・エスケーマ・ノーヴォ 3 [s o c c e r]



  • ● フランス 0 ── 1 ドイツ(7/5 リオ・デ・ジャネイロ)
  • フットボールは手と腕を封じられた不自由な球技である。主に足と頭など、手・腕以外の躰の部位を使って相手ゴール内へ入れるだけの単純極まりないスポーツが何故、これほどまでの全世界的な熱狂を巻き起こすのだろうか。DNAに刻み込まれた人類の忘れ去られた古代の記憶が呼び醒まされるのだろうか。準々決勝第1試合はヨーロッパ同士の対戦となった。ドイツの決勝点は前半12分、FWミュラーがMFポグバに倒されて得たFKから生まれた。同13分、MFクロースがペナルティエリア内に蹴り込むと、DFバラーヌと競り合ったDFフンメルスがバック・ヘッドでゴール右上に決める。フランスは得意のカウンターからFWベンゼマにボールを集めて反撃するが、13本中7本のシュートを放ちながら無得点に終わった。後半ロスタイムの49分、FWジルーとの壁パスで抜け出したベンゼマの左足シュート(GKノイアーが右手1本で弾いた!)は惜しかった。ベスト8で力尽きたフランスは善戦したと讃えられるべきだろう。ドイツはW杯史上初の4大会連続4強入りを果たした。

  • ○ ブラジル 2 ── 1 コロンビア(7/5 フォルタレザ)
  • 準々決勝の南米対決は試合終了間際、誰にも予想出来なかったアクシデントに見舞われた。前半7分、FWネイマールの左CKがファーサイドに流れると、DFチアゴ・シウヴァが左膝でゴール。早々と先制したブラジルは後半24分、FWフッキがMFハメス・ロドリゲスに倒されてFKを得ると、DFダヴィド・ルイスが右足インサイド・キック(無回転)をゴール右上に華麗に決めて追加点を奪う。コロンビアも同35分、ペナルティエリア内でロドリゲスのスルーパスに走り込んだFWバッカがGKジュリオ・セザルに倒されてPKを獲得すると、ロドリゲスが冷静にゴール左へ流し込む(5試合連続の6点目!)。1点差に迫ったコロンビアのペースとなるが、最大の事件は後半43分に起こった。DFスニガに背中に飛び膝蹴りされたネイマールが負傷退場を余儀なくされたのだ(第三腰椎骨折、全治4週間。10日の記者会見でネイマールは「あと2cm深かったら今は車いすに乗っていたかもしれない」と明かして涙ぐんだ)。同19分、チアゴ・シウヴァがGKオスピナのゴール・キックを邪魔する不用意な反則で準決勝出場停止(累積警告)になったのもブラジルには痛い。

  • ○ アルゼンチン 1 ── 0 ベルギー(7/6 ブラジリア)
  • 前半8分、MFメッシが中盤でボールをキープしてDFディ・マリアへパスする。ディ・マリアのスルーパスはDFフェルトンゲンに当たってディフレクションとなったが、FWイグアインがペナルティエリア内からノートラップ・シュートしてゴール左のサイドネットへ突き刺す。同42分、フェルトンゲンの左クロスに合わせたFWミララスのダイヴィング・ヘッドはゴール右に外れる。後半ベルギーは攻勢に出るものの、逆にベルギーの逆襲に遭う。同6分、FWラベッシのパスを受けて左サイドがらドリブルで持ち込んだイグアインの左足シュートはDFの足に当たってコースが変わりゴール左に逸れる。同10分にもカウンターからイグアインに突破されるが、シュートはクロスバーを直撃した。同16分、フェルトンゲンの左クロスに合わせたMFフェライニのヘッドはクロスバーの上へ外れる。ベルギーは後半15分、FWオリジに代えてFWルカク、ミララスに代えてMFメルテンスを、同30分にはMFアーザルを下げてMFシャドリを送って猛攻を仕掛けるも1点が遠かった。アルゼンチンは1990年イタリア大会以来、実に24年ぶりのベスト4進出である。

  • ○ オランダ 0(PK 4 ─ 3)0 コスタリカ(7/6 サルヴァドール)
  • オランダの攻撃をコスタリカの堅守が防ぐ展開。オフサイドを13回も奪った4バックのラインコントロールは見事だった。オランダは前半21分、MFカイトの右クロスがFWデパイに渡るとFWファン・ペルシにパス、左足シュートはGKナバスに弾かれる。リフレクションをスナイデルが狙ったが再びナバスに阻止された。MFスナイデルは絶好調だった。しかし、前半38分のゴール正面からのFKはGKナバスにセーヴされ、後半36分のFKも左ポストを直撃。延長後半14分にもシュートを放ったがクロスバーを叩く。同ロスタイムにはDFブリントの左からのクロスを右サイドのファン・ペルシが左足で合わせたが、DFテヘダのクリアしたボールはクロスバーに当たって外れた。延長戦前後半を終えても決着がつかず、今大会3回目のPK戦に突入した。交代選手枠を1人残していたオランダは延長後半終了間際、GKシュレッセンをPK戦用GKクルルに代える奇策に出ていた。ファン・ハール監督の思惑通り、クルルが先攻コスタリカの2人目と5人目、FWルイスとDFウマニャを止めて、オランダが辛くも準決勝へ進んだ。

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  • ● ブラジル 1 ── 7 ドイツ(7/9 ベロオリゾンテ)
  • FWネイマールの負傷欠場、DFチアゴ・シウヴァの出場停止(累積警告)‥‥ブラジルが不利なのは試合前から分かっていたけれど、これほどまでの大敗を喫するとは一体誰が予想したでしょう。ブラジルは途中で夢の絶たれたネイマールのためにも絶対に勝たなければならないという意気込みが強すぎたのかもしれない。前半10分まではブラジルの攻勢が続く。しかし、同11分、MFクロースの右CKをFWミュラーに右足ボレーで決められるとブラジルは浮き足立つ。同23分、GKジュリオ・セザルに1度止められたシュートをFWクローゼ(W杯大会通算16得点で記録更新)に再び蹴り入れられると、24分と26分にはMFクロース、29分にもMFケディラに連続得点された。「6分間に4失点!」‥‥呆然と立ち尽くすセレソンや悲嘆に呉れる泣き出す観客のアップを視聴するのは忍びない。独サイボーグ軍団は「武士の情け」という言葉を知らないのか、クローゼに代わって後半13分に途中出場したFWシュールレが同24分、34分に連続加点してブラジルを完膚無きまでに打ちのめす。呆れたサッカー王国のサポータは逆にドイツを誉め讃え、パス回しに「オーレ」の声援を送る。ブラジルは後半45分、MFオスカルが一矢を報いるだけで精一杯だった。「ミネイロンの惨劇?」

  • ● オランダ 0(PK 2 ─ 4)0 アルゼンチン(7/ 10 サンパウロ)
  • 準決勝第2試合は7日に亡くなったディ・ステファノ氏に黙祷を捧げてからキックオフ。オランダはMFデ・ヨングが先発復帰し、アルゼンチンはMFディ・マリアが負傷欠場。前日にブラジルが惨敗したためか、両チーム共に慎重な立ち上がりだった。体調不良だったFWファン・ペルシに精彩なし。前半は意外にもアルゼンチのペースだった。後半17分、デ・ヨングに代わりMFクラシーが途中出場。2人に付き纏われてメッシも抑えられ、FWロッベンの高速ドリブルもアルゼンチンの堅い守備に阻まれた。延長前半6分、オランダはファン・ペルシに代えてFWフンテラーロを投入する(3人目の交代枠を使ったことで、PK戦になったとしてもコスタリカ戦に起用されたGKクルルの出場はなくなった)。延長後半1分、MFカイトと激突したDFサバレタが口内出血で倒れるが、3分後ピッチに戻る。延長前後半も無得点で終えて迎えたPK戦。GKロメロが先攻オランダの1人目、DFフラールと3人目、MFスナイデルのシュートを左右に跳んで阻止した。

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  • ● ブラジル 0 ── 3 オランダ(7/13 ブラジリア)
  • 不要論も取り沙汰される3位決定だが、今大会では歴史的な大敗を喫したブラジルと無敗で苦汁を飲んだオランダにとっては汚名返上、名誉挽回の絶好の機会となった。オランダは前半2分、FWロッベンがペナルティエリア(PA)上で復帰したDFチアゴ・シウヴァに倒されてPKを獲得すると、FWファン・ペルシが左足で右上に決めた。同17分にはMFデ・グズマンの右クロスをDFダヴィド・ルイスがヘッドでクリアするが、ゴール前でトラップしたMFブリントが追加点を奪う。同38分、オスカルの右サイドからのFKにMFルイス・グスタヴォが触り、MFパウリーニョとダヴィド・ルイスが飛び込む。ブラジルはMFオスカルが孤軍奮闘して好機を作るが報われない。後半23分、PA内でブリントと交錯して倒れたオスカルはシュミレーションと看做されて逆にイエローカードを出された。同46分、ロッベンが右サイドを駆け上がったDFヤンマートへパスし、グランダーのクロスをMFワイナルドゥムが右足でゴール右へ駄目押しした。オランダは後半ロスタイムの48分、GKシレッセンに代えてGKフォルムを送り出す余裕の采配で、代表選手23人全員を出場させた。

  • ○ ドイツ 1(延長 1 ─ 0)0 アルゼンチン(7/14 リオ・デ・ジャネイロ)
  • 大方の予想は圧倒的に「ドイツ優位」だったが、アルゼンチンも互角以上の奮闘をみせた。守備をしないFWメッシとは対照的なMFマスチェラーノを中心とした献身的で粘り強いディフェンスは目頭が熱くなるほどだった。ドイツは直前の怪我でMFケディラが先発から外れるアクシデント。前半17分、DFガライと激突して顔面強打(脳震盪?)したMFクラマーも同31分にFWシュールレとの交代を余儀なくされた。アルゼンチンはFWイグアインが再三好機を逃す。同20分、GKノイアーとの1対1で放ったシュートを左に外し、同29分、FWラベッシからの右クロスを左足で合わせたゴールはオフサイド判定。ドイツも同46分、MFクロースの右CKをDFヘヴェデスがヘッドで合わせるも右ポストを直撃する。アルゼンチンは後半からラベッシに代えてFWアグエロを投入。同2分、PA内から放ったメッシの左足シュートは惜しくもゴール右に外れた。同43分、ドイツはFWクローゼに代えてFWゲッツェを入れた(レーウ監督の采配が的中することになる)。

    決勝戦は無得点のまま延長戦に突入。延長前半1分、PA内に侵入したシュールレのシュートはGKロメロに阻まれ、同7分、FWパラシオのループ・シュートはゴール左に外れた。延長後半4分、MFシュバインシュタイガーがアグエロとの空中戦で目元から出血して一時ピッチから抜けるが、1人少なくなったドイツからアルゼンチンはゴールを奪えない。治療を終えたシュバインシュタイガーが戻った直後、PK戦も視界に入って来た延長後半8分、スコアレスの均衡が破られる。左サイドをドリブル突破したシュールレのパスをゲッツェが胸トラップからボレーでゴール右に決めたのだ。延長戦終了間際に得たメッシのFKはクロスバーの上に大きく外れ、アルゼンチンの28年振り3度目の優勝の夢も儚く消えた去った。今大会得点王に輝いたのはグループ・リーグの日本戦でも1得点したコロンビアのMFハメス・ロドリゲス(5試合6得点)。最優秀GKにノイアー、最優秀選手にメッシが選ばれ、ドイツは1990年イタリア大会以来、24年振り4度目の優勝(西ドイツ時代を含める)を飾った。南米大会で欧州勢は優勝出来ないというW杯のジンクスも破られたのだ。

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    • リオ・デ・ジャネイロ出身の女性SSW、Carol Naineさんのデビュー・アルバムです
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    Carol Naine

    Carol Naine

    • Artist: Carol Naine
    • Label: Imports
    • Date: 2014/06/03
    • Media: Audio CD
    • Songs: Para Não Esquecer / Bailarina / Casa 82 / Coisa Arbitrária / Para Ela / Maria Bateria / Pele, Pelo E Músculo / Aquela / Virundum / Nosso Lar

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