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F A V O R I T E ー A L B U M S 1 2 [f a v o r i t e s]

  • MOUNTAIN MOVES (Joyful Noise 2017) Deerhoof


  • 14thアルバムは多彩なゲストを迎え、カヴァも収録。一見纏まりのない散漫な印象を持つかもしれないが、Juana Molinaが悲鳴を上げる〈Slow Motion Detonation〉、「ミュートで」 というイタリア語のタイトルの〈Con Sordino〉、聴衆に罵倒されたボブ・ディランが放った言葉をタイトルにした〈Come Down Here & Say That〉、松崎里美がスペイン語で歌ったチリのフォルクローレ音楽家Violeta Parraの〈Gracias A La Vida〉‥‥鹿蹄の揺るぎない立ち位置が鮮明に見えて来る 229



  • OUT IN THE STORM (Merge 2017) Waxahatchee


  • ワクサハッチー(Waxahatchee)は米アラバマ・バーミングハムで結成されたKatie Crutchfieldのソロ・プロジェクト。4thアルバムはKatie Crutchfieldとギター、ベース、ピアノ、ドラムスなどのバンド編成で、双子姉妹のAllisonもキーボードで参加。写真家ダニエル・シェア(Daniel Shea)が撮ったモノクロ・カヴァは耽美風だが、USインディ・ロックである。ハスキーなヴォーカルがサウンドに陰影をつけている。全10曲・33分。デジパック、歌詞ブックレット(12頁)付き 228



  • CHERRY (Italians Do It Better 2017) Chromatics


  • アナウンスから3年近く経っても一向にリリースされる気配のない《Dear Tommy》に痺れを切らしたファンも少なくない中、LP《Cherry》(2016)がデラックス・エディションとしてCD化された。12インチ《Lady》の収録曲などを追加した全18曲・77分。New Order〈Ceremony〉のカヴァも紛れ込んでいる。紙ジャケ仕様で、歌詞・ブックレットなどは付いていない。アルバム(CD)としては破格の安さですが、「レーベル・サイト」では$3.00(DLは$1.00)で売られている 227



  • OKOVI (Sacred Bones 2017) Zola Jesus


  • 元のレーベルに戻って、サウンドも初心に返ったZola Jesus (Nika Danilova)の5thアルバム。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、ダブルベースという弦楽編成はポスト・クラシカルだが、強烈なビートはエレクトロ・ポップ。アルバム・タイトルの「Okovi」はスラブ語で「拘束」という意味。〈Soak〉「Didoの〈Here With Me〉を想起させるビートとチェロ・コンボの向こうへ、ダニロワはオフィーリアとヴァージニア・ウルフの伝統に身を投げて、彼女らしく死に踏み込む」 226



  • VEM (Sony Music 2017) Mallu Magalhaes


  • 女児を出産して母親になったというブラジル・サンパウロ生まれのSSW、Mallu Magalhaesの4thアルバム。ジョルジュ・ベンジョール風の〈Você Não Presta〉〈São Paulo〉、シングル・カットされた〈Casa Pronta〉‥‥〈Culpa do Amor〉などの乾いたサーフ・ギター・サウンドはMarcelo Cameloと結成した3人組、Banda Do Mar(海のバンド)の延長線上にある。英語詞1曲を含む全12曲。ショッキング・ピンクに横顔が映えるデジパック仕様。12折りポスター・歌詞付き 225



  • SLOWDIVE (Dead Oceans 2017) Slowdive


  • 2014年1月に再結成した英レディング・バークシャー出身の5人組による22年振りの4thアルバム。ノイジーなギターやシンセの驟雨から聴こえて来る囁くような男女ヴォーカルはシューゲイザーの王道。シングル・カットされた美メロの〈Sugar For The Pill〉、サウンドとヴォーカルが渾然一体となって疾走する〈Everyone Knows〉、目頭が熱くなるくらい美しい〈Go Get It〉‥‥ノイズが低周波マッサージのように強ばった躰を解きほぐし、ヴォイスが荒んだ心を優しく愛撫する 224



  • MENTAL ILLNESS (SuperEgo 2017) Aimee Mann


  • エイミー・マンのヴォーカル、ベース、ギター、パーカッション。彼女のデュオ・プロジェクト(The Both)のTed Leoによるバック・ヴォーカル。ギター、ドラムス、ピアノ、ハーモニウムという編成に弦楽四重奏が加わるアクースティック・サウンド。「心の病」というアルバム・タイトル、アンドレア・デジョー(Andrea Dezsö)のキモ可愛いイラスト・カヴァ、アイルランドのツアー中にインスタで見た友人のネコの写真に触発された〈Goose Snow Cone〉のPVも胸に沁み入る 223



  • POWERPLANT (Anti- 2017) Girlpool


  • Girlpoolは米ロサンゼルスのインディ・ポップ・デュオ。2ndアルバムはCleo Tucker(ギター、ヴォーカル)、Harmony Tividad(ベース、ヴォーカル) の2人にMiles Wintner(ドラムス)が加わってトリオ編成になった。シューゲイズ風のギターに魅了される〈Sleepless〉、牧歌的なフォーク・ロックから轟音ギター・ノイズへ豹変する〈Corner Store〉‥‥優しげなヴォーカルとギター・サウンドが心地良い。全12曲・28分。収録時間が短いのはパンク〜DIY精神の顕われかも 222



  • BRAZIL (White Sun 2017) JFDR


  • アイスランドの双子姉妹の片割れ、ヨフリヅル・アウカドゥッディル(Jófríður Ákadóttir)ちゃんがソロ・デビュー。JFDR名義のアルバムはフォーク・デュオのPascal Pinonやエレクトロ・ポップ・トリオのSamarisとも異なるアート・ポップ。アルバム・カヴァの「藤壷の化石」や「Brazil」というタイトルは謎ですが、ヴェール(網状のマスク)で顔を覆ったヴィジュアルや〈White Sun〉〈Airborne〉などのPVからはミステリアスな妖美さも感じられる。Bjorkも注目する女の子です 221


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    コメント 2

    ふじにぃ

    こないだ偶然Pascal Pinonのライヴ映像をYoutubeで観ました。シアトルのラジオ局KEXPのライヴ映像だったと思う。あそこのラジオ局のライヴで採り上げられているものはそのまま米国の音楽シーンの今である気がしています。あと米国ものではTiny Desk Concertが個人的にはツボです。
    by ふじにぃ (2017-06-25 02:00) 

    sknys

    KEXPのライヴ映像を観ました。
    向かって右の女の子がヨフリヅルちゃんです。
    https://www.youtube.com/watch?v=RDCHaAmL9e4

    Tiny Desk Concertはボブ・ボイレンのデスクで行なうライヴなのね。
    Aimee Mannのライヴを視聴しました。
    〈Goose Snow Cone〉のネコちゃんが可愛かったので^^
    https://www.youtube.com/watch?v=XgYT7zB3w5M
    by sknys (2017-06-25 19:47) 

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