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猫のミツ [c a t 's c r a d l e]



  • 朝、目が覚めると、窓いっぱいに強い陽射し。空は真っ青、日本晴れである。布団で一緒に寝ていたはずのくも(うちの猫)が窓際の椅子で、真っ白なお腹の毛を陽に晒して眠っている。しばらく、その姿を眺めているうちに、ムクムクと元気が湧いてきた。家の中に動物がいるのはいい事だ。元気が出たから、猫の写真を撮りに出かけることにした。/ 騒がしいのは、カラスの鳴き声だけ。谷中墓地は、ひっそりとしていた。猫を捜しながら、散歩する。ここによく来ていた二十代の頃に猫を見かけた木の繁みが、まだあった。また猫がいるかもしれない。古びたお墓の間を歩いて行くと、そこには人が後ろ向きにしゃがんでいた。カシャッカシャッと、カメラのシャッター音。その先を見ると、猫が一匹。この人、猫の写真を撮っている‥‥ふいに、その若そうな女の屈んだ背中に、思いっきり跳び蹴りをしてやりたい気持ちになった(私って、年とって、イヤーな性格になっちゃったのだろうか)。
    武田 花 「谷中の猫」


  • ◇ まぼろしのトマシーナ(大和書房 1984)ポール・ギャリコ
  • スコットランド・グラスゴーからアージル・インヴェラノックへ移り住んだ一家の物語。無神論者の獣医アンドリュー・マクデューイの1人娘メアリ・ルーダと愛猫トマシーナは友人のヒュー・スターリングと一緒にグラスゴーから来る汽船を見に町の桟橋へ出かけた。汽笛の轟音に驚いたトマシーナはメアリの肩から落下して怪我を負う。メアリは背骨を痛めて歩けなくなったトマシーナを抱いて父親の病院へ行くが、クルマに轢かれたタマス・モファット老人の盲導犬ブルースを手術していたマクデューイは「脳膜炎」と診断して、助手のウィリー・バノックに命じ、クロロフォルムを嗅がせてトマシーナを「安楽死」させてしまう。嘆き悲しむメアリを見兼ねたヒューは仲間のジャミー・ブレイド(風笛手の息子)やジョディ・マクナッブ(幼年団員)を誘ってトマシーナの葬儀を執り行なう。森の空地に埋葬された墓碑銘には「トマシーナここに眠る。1952年1月18日に生まれ、1957年7月26日いわれなく殺害さる。安らかに眠れかし、天なる友よ」と記されていた。

    語り手のトマシーナはセクメット・バスト・ラー(猫の女神)として甦る。アードラス峡谷の森の小屋に1人棲む「赤毛の魔女」ダフト・ローリー・マクグレガーの飼い猫タリタとして。紀元前1957年の古代エジプトから3914年の時空を超えて、1957年夏のスコットランド・インヴェラノックに降臨したバスト・ラー。しかし、神を信じないローリーの飼い犬や猫たちに神通力は効かなかった。愛猫を父親に殺されたメアリは言葉を話さなくなる。失語症に陥って躰も痩せ細って衰弱して行く。マクデューイは親友のアンガス・ペティ牧師の助言を承けて機織り女の小屋を訪ねる。罠にかかって野犬に襲われた瀕死の穴熊を介抱しているローリーに頼まれて手術を行なう。嵐の夜、トマシーナの「亡霊」が現われ、メアリは愛猫の名前を呼んで家の外へ跳び出す。ストロージー医師も手の施しようのない「重症」の愛娘をローリーとラヴェンダーの匂いで記憶の戻ったトマシーナ(タリタ)が救う。トマシーナがジェニー・ボールドリンと親戚(大伯母)だったという最初の自己紹介も、昏睡状態に陥っていたピーター少年と同じように記憶喪失になっていたという最後のオチも可笑しい。

  • ◇ ミツ バルテュスによる40枚の絵(河出書房新社 2011)バルテュス
  • バルテュス少年(9〜10歳)がネコとの出会いから別れまでを描いたインク画。スイス・ニヨンの城でベンチに座っている1匹のネコを見つけたバルデュスは旅先から船や電車を乗り継いで一緒に家へ連れて帰る。ミツ(光)と名づけられた白黒ネコは家族や使用人にも可愛がられ、少年と階段で遊んだり、首に紐をつけて散歩したり‥‥。引っ越した新しい家にも慣れ、父親の絵のモデルにもなった。ある夜、いなくなったミツを庭の木の下で発見した少年はクッションを置いたスチームの上で暖めてあげる。クリスマスの夜、綺麗に飾られたツリーを見つめる少年の家族たちとミツ。でも、蜜月は長く続かない。ベッドで一緒に眠っていたミツが行方不明になってしまったのだ。ロウソクを灯して暗い地下室や庭や街中を探したが見つからない。バルデュスの版画のようなモノクロ画は決して巧くはないけれど、ページをめくって行くに連れて涙腺を刺戟する。リルケは序文で「これが物語だ。画家の方が私より上手に語ってくれている」と書いている。

  • ◇ おしゃべりねこ(佑学社 1989)クロード・ロワ
  • ある日、トマ少年の飼い猫ガスパール・マック・キティキャットが人間の言葉を喋り、詩まで詠い出す。トマが小学校へ行った後、庭の奥に生えていた奇妙な草を食べたせいだった。思わず人語を発してガールフレンドの隣猫ミラ・ナ・ミニーに逃げられてしまったガスパールはマスメディアなどに翻弄される自分の行く末を嘆き、親友のトマに告白する。2人は周囲の人たちにバレないように画策し、トマが腹話術の練習をしているという秀逸なアイディア(サーカスで見た腹話術師からヒントを得た)を思いつく。家族たちの前で腹話術の実演を披露。ガスパールは家族だけではなく、テチュ夫人や薬剤師、毒舌家のミシェル夫人にまで辛辣な言葉や詩を容赦なく浴びせる。トマの父親にポンコツ欠陥車を売りつけようとした2人組の男たち(自動車窃盗団のボス)の企みを暴いて、試乗中の父親を救う。そして最終章で、トマの家を訪れてガスパールに会った著者は彼の口からネコたちの重要な秘密を聞き出し、この本を書くことになるのだ。ガスパールのパラパラまんが(奇数頁左上)付き。

  • ◇ 歴史を変えた100匹の猫(創土社 2008)サム・ストール
  • ある島に生息する鳥(スティーブンイワサザイ)を絶滅させてしまった灯台守の飼い猫ティブルスから、34年2カ月4時間も生きた世界一の長寿猫グランパまで、歴史を変えた古今東西のネコちゃん(原題は "100 Cats Who Changed Civilization")が総登場。アイザック・ニュートンの猫、世界初のクローン猫CC、シュレディンガーの猫、クリントン政権の非公式マスコット猫ソックス、ポーの猫キャタリナ、ルイス・ウェインの猫ピーター、文豪ディケンズの猫、アルゴンキン・ホテルの看板猫ハムレット、アリス・リデルの飼い猫ダイナ、エドワード・リアの猫フォス、映画女優猫のペッパー、ハワード・ヒューズの猫、宇宙へ飛び立った猫フィリックス、トレイシー・エミンの猫ドケット‥‥。米ウィスコンシン州アップルトンから大西洋を渡って仏ナンシーまで行ってしまったエミリーちゃんの冒険旅行は記憶に新しい。日本からは彦根藩主井伊直孝を豪徳寺に招いて、激しい雷雨から護ったという「招き猫」のエピソードが紹介されている。ハローキティは「招き猫」のモジリなの?

  • ◇ それでも猫は出かけていく(幻冬舎 2014)ハルノ 宵子
  • 隔月刊誌「猫びより」に連載(2005-13)された少女マンガ家・ハルノ宵子(吉本隆明の長女)のよる実録「シロミ介護日誌」。著者は8年前の夏の深夜、隣の墓地に捨てられていた真っ白い子ネコを拾う。尻尾の付け根を脊髄を損傷した「馬尾神経症候群」という障害を持つシロミと家ネコ、近所に暮らすノラ猫たちをも巻き込んだ8年間のドキュメントは「吉本家最後の8年間の記録」でもあった。パステル・カラー(オレンジ、ピンク、ブルー、パープル)のページには生き生きとしたネコ・イラストやマンガも満載されているが、鹿島茂『背中の黒猫』(文藝春秋 2001)や田口久美子『書店員のネコ日和』(ポプラ社 2010)、日高敏隆『ネコたちをめぐる世界』(小学館 1993)などと同系列の「ネコ・エッセイ」である。同じテーマでも大島弓子の「エッセイ・コミック」とは趣きを異にする。少女マンガ家が片手間に描いた軽いエッセイじゃないの?‥‥と舐めてかかると痛烈なネコパンチを喰らいます。

  • ◇ なぜ、猫とつきあうのか(河出書房新社 1998)吉本 隆明
  • 子供の頃、鼻から垂らした鼻汁を飼い猫に舐めて貰っていたというほどネコと親密な関係を保っていた著者へのロング・インタヴュー集(1987~93)。「猫の家出」「猫のイメージ」「猫の死、人間の死」「猫探し」「猫ブーム」「猫の予感」「猫の 「なれ」」「猫の聴覚」「猫と擬人化」「猫のわからなさ」「孤独の自由度」などのテーマに則して、聞き手(男女2人)の質問に「戦後最大の思想家」が自由闊達に答える。《あんまり親しくないような人の死と、しょっちゅうかわいがっていた猫とか犬、その他の動物の死でもいいんですけど、その悲しさと比べたら、こっちの方が切実だぜっていうことは、たぶん普遍的な気がするんです》という率直な発言もある。《ノラ猫と人間との付き合い方の特性は、一般化していえば猫とその地域の特定の猫好きとの付き合いに還元されるのではないかとおもう》と書く吉本隆明は筋金入りのネコ・ウォッチャーでもある。巻末に著者の書き下ろしエッセイ「猫の部分」を併録。文庫版解説「吉本家の猫」は次女の吉本ばなな。

  • ◇ アトムキャット(講談社 2009)手塚 治虫
  • 「鉄腕アトム」のリメイク作品(1986-87)だが、アトムキャットはドラえもんと同じネコ型ロボット(サイボーグ?)である。「アトム・キャット」ではなく、「ア・トムキャット」と読む。第1話「アトムキャット誕生」の冒頭でアトム誕生のエピソード(無免許運転のスポーツカーが暴走して大型トレーラーに激突。1人息子トビオの死を嘆いた天馬博士がアトムを創造する)が描かれているように自作パロディの色彩も濃い。ロボット発明家の父親は息子つぎ夫の読んでいた古いマンガ「鉄腕アトム」に感激して天馬博士がアトムを抱きしめたように息子を抱擁する。学習塾に回り道して行く途中、クラスのいじめっ子カダフィたちに待ち伏せされたつぎ夫は教材をバラバラに隠されてしまう。つぎ夫はゴミ捨て場で箱の中に入った瀕死の子猫を拾う。アトムと名付けられた子猫は家の中で騒動を起こし、つぎ夫は両親から遠くへ捨てて来いと告げられる。しかし、父親から借りた自転車のブレーキが利かず、対向車に激突!‥‥つぎ夫はショックで失神しただけの掠り傷だったが、アトムは撥ねられて死んでしまう。

    クルマを運転していたダイアナとチャールズ夫妻は子供から記憶を引き出し、死んだ子猫を光子動力のロボットとして再生させる。2人は地球を訪問していた異星人だったのだ。スーパーキャットとして甦生したアトムは人間の言葉を話し、宙を舞ってカダフィたちを成敗する。美少女エリカちゃんに一目惚れしたつぎ夫。おたふく山でハイキング中に迷子になった彼女の愛猫ムンクと森の動物たちをアトムが山火事から救出する「アトムの初恋」。近所に引っ越して来た女性・真田度(またたび)の抱く妖猫メフィストがムンクに横恋慕してアトムと対決する「悪霊ネコ・メフィスト」。アトムに両親がいないことを不憫に思ったつぎ夫が父親の造った招きネコ型ロボット(防犯用の「クラッシュキャット」)を母猫として宛てがう「親のいないアトム」。約500年前、村上水軍という海賊が一族の財宝を隠した島へ宝探しに行く「海賊の宝物」。対岸のビルを写生していたつぎ夫が武器密輸組織の事件に巻き込まれる「絵をかくアトム」。「大ピラミッド展」に展示されていたネコのミイラの棺に逃げ込んだアトムがエジプト王朝の霊ネコソスに呪われる「ネコのミイラ」の全7篇。

  • ◇ カラスも猫も(筑摩書房 1995)武田 花
  • 武田泰淳・武田百合子夫妻の娘による第2フォト・エッセイ集。90年代前半に「シティロード」「東京人」「クロワッサン」「ちくま」などの雑誌に連載・掲載されたエッセイや写真が収録されている。海辺や廃屋、犬や馬、海猫などを撮ったモノクロ写真は全体の1/3(35葉)程度で、写真よりもエッセイの比重が大きい。小学校からの帰り道に葱畑で野ションしたり、中学生の頃1人で鰻重を食べに行ったり、モグラや犬に掌を噛まれたり、写真を撮りにクルマで青森、清水、千葉、富士山など日本各地を旅したり‥‥。「カラスも猫も」というタイトルに反して、カラスと猫の出番は少ない。ネコの写真やエッセイは後半の「猫の写真を撮りに行く」「谷中の猫」など。カラスの写真は1枚もなくて、「夜の代々木公園」に顔を出す。飾り気がなく直截的な文章は吉行理恵にも似た味わいがある。カラスとネコの装画(表紙カヴァと扉絵)は安西水丸が描いている。

  • ◇ 猫本屋はじめました(洋泉社 2014)大久保 京
  • 2013年2月22日「猫の日」に開店した猫本ネット書店「書肆 吾輩堂」の女店主によるエッセイ集。古物商許可証取得、古書組合加入、吾輩堂ロゴやホームページの作成、ヨーロッパ(パリ、ヴェネツィア、トルコ)への仕入れ旅など、開業するまでの経緯や開店後の日々が綴られている。巻頭カラー頁に『吾輩ハ猫デアル』の初版本や猫古書、レオノール・フィニやスタンランの猫など「吾輩堂の猫本コレクション」、ブックカヴァや栞、名刺、猫陶器やヌイグルミなど「吾輩堂グッズと猫雑貨」「横尾忠則さんの猫」「金井美恵子さんが愛した猫 「トラー」」の紹介。コレット『牝猫』(岩波文庫 1988)、内田百閒『ノラや』(文藝春秋新社 1957)、大佛次郎、『スイッチョねこ』(フレーベル館 1975)、ポール・ギャリコ『さすらいのジェニー』(大和書房 1983)、イーラ『85枚の猫』(新潮社 1996)など「吾輩堂が案内する猫本ワールド」(15冊)。「書肆 吾輩堂日記」。金井久美子・美恵子姉妹、桜井美穂子との座談会、横尾忠則との対談を収録。巻末の「吾輩堂がお薦めする猫本データリスト」(全809冊!)は猫本ガイドとして重宝しそう。

  • ◇ 世界で一番美しい猫の図鑑(エクスナレッジ 2014)タムシン・ピッケラル
  • エジプシャンマウ、ターキッシュバン、ソコケ、キムリック、マンクス、ノルウェージャンフォレストキャット、サイベリアン、ブリティッシュショートヘア、ジャパニーズボブテイル、シャム、ドラゴンリー、コラット、バーマン、ペルシャ‥‥「古代から中世」「中世から19世紀」「19世紀後半から1959年」「1960年から1969年」「1970年から現在」の血統まで5章に分け、全56種の猫たちの歴史と物語を綴った大型本。自然の進化や突然変異種だけでなく、ブリーダーの交配によって作り出された新種も少なくない。「古くはライオンの頭を持つ姿」で表わされたという古代ギリシャの女神バステトの起源、福や客を招く幸運のシンボル「招き猫」のモデルとなったジャパニーズボブテイルの尻尾が短くなった伝説など、タムシン・ピッケラルの解説は学術的なだけでなく、エッセイとしても魅力的。アストリッド・ハリソンの撮った野性を感じさせる美しいネコたちの肢体にも魅了される。

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    まぼろしのトマシーナ

    まぼろしのトマシーナ

    • 著者:ポール・ギャリコ(Paul Gallico)/ 矢川 澄子(訳)
    • 装画・装幀:建石 修志
    • 出版社:大和書房
    • 発売日:1984/10/20
    • メディア:単行本
    • 目次:まぼろしのトマシーナ / あとがき


    おしゃべりねこ

    おしゃべりねこ

    • 著者:クロード ロワ(Claude Roy)/ 野村 眞理子(訳)/ ちば ひろみ(絵)
    • 出版社:佑学社
    • 発売日: 1989/04/28
    • メディア:単行本
    • 目次:どうしよう! ぼく、ことばをしゃべれちゃう / ぼくは、ほんとうに不幸なねこ / ぼくとトマは名コンビ / ぼくは、気持ちをかくせない / ぼく、いま、こういったんです / いじわるばあさんは、ゆるせない!/ たいへんだ! お父さんをたすけなきゃ / みんな、ほんとうのことなんです / 訳者あとがき


    アトムキャット

    アトムキャット(手塚治虫文庫全集)

    • 著者:手塚 治虫
    • 出版社:講談社
    • 発売日:2009/12/11
    • メディア:文庫
  • 収録作品:アトムキャット(アトムキャット誕生 / アトムの初恋 / 悪霊ネコ・メフィスト / 親のいないアトム / 海賊の宝物 / 絵をかくアトム / ネコのミイラ)/ ユニコ 小学一年生版 /「アトムキャット」解説・森 晴路


  • カラスも猫も

    カラスも猫も

    • 著者:武田 花
    • 出版社:筑摩書房
    • 発売日:1995/04/05
    • メディア:単行本
    • 目次:昭和三十年代の思い出 / 高い、高い、初体験 / 噛まれたこと / 花も写真も日記 / あの町この町日が暮れる / 歩いて撮って / YURA YURAと… / 夜の代々木公園 / 写真展の夜 / 埠頭まで / 未来の気分 / あとがき


    猫本屋はじめました

    猫本屋はじめました

    • 著者:大久保 京
    • 出版社:洋泉社
    • 発売日:2014/12/03
    • メディア:単行本(ソフトカヴァ)
    • 目次;猫本屋はじめました / わだば猫本屋になる / 吾輩堂の開業と逡巡の日々 / 吾輩堂が案内する猫本ワールド / 書肆吾輩堂日記 / 吾輩堂がお薦めする 猫本データリスト

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