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ミレーヌの憂鬱 [c o m i c]

『009ノ1(ゼロゼロナインワン)』(漫画アクション 1967ー70)は大人になってもマンガ離れの出来ない「マンガ世代のオトナたち」へ向けて創刊された青年マンガ誌に連載された《「サイボーグ009」のオトナ版、スパイ(忍者くノ一)もの》である。作者・石ノ森章太郎が中公文庫コミック版第1巻のあとがき「成人コミック "成人式" を過ぎて」の中で書いているように、少年マンガを描く傍らでアクション誌上にSF「009ノ1」、ビッグコミックにシリアスな時代もの「佐武と市捕物控」、プレイコミックにギャグストーリ「ワイルドキャット」を同時連載していたのだから驚く。少年マンガで描けなかった要素とは──セックス&ヴァイオレンス。特に前者の際立つ、今で言うところの「18禁」R指定の成人コミックだったが、色気づいた当時の少年たちも親に隠れてコッソリと読んでいたのだ。

時代は近未来(2080年代)に設定されているものの、60年代後半の東西冷戦を反映して、007や0011ナポレオン・ソロといったスパイ映画やTVドラマ・シリーズの影響が強い。世界を2分する東西両陣営‥‥イースト・ブロックとウエスト・ブロックの諜報合戦。ウエスト・ブロック情報局の女スパイ、ミレーヌ・ホフマン(Mylene Hoffman)は2065年生まれ(21歳)で、躰の一部を改造したサイボーグ(009ノ1)である。原作では詳らかにされていないけれど、島村ジョーや本郷猛、一文字隼人のように悪の組織に囚われて(彼らの意志に反して)殺人マシンに仕立て上げられたわけではない。ミレーヌの生き別れになった弟・ポールがイースト・ブロックの諜報員だったり、腕利きの美女スパイの仮面の下で「殺人マシン」としてのレーゾン・デートルに思い悩む弱さもある。悩めるスーパー・ヒーロー「池上遼一版スパイダーマン」のように性的な妄想で煩悶したりはしないけれど‥‥。

                    *

お洒落な大人の会話、ミレーヌのファッション、ベッド・シーン(濡れ場)、秘密武器のバスト・マシンガン炸裂!‥‥など、見どころも少なくない。連載当初、アンドロイドっぽい顔立ちだった009ノ1も回を重ねるにつれて次第に女の色香と華麗なアクションを兼ね備えた魅力的なヒロインに変貌して行く。彼女のファッション・センスも当時の青年マンガに描かれた女性キャラ──少年マンガの「服装」は記号で、「衣裳」を着替えるという概念がなかった!──としては垢抜けているし、今見ても古臭くなっていない。夏目漱石の孫はミレーヌに限らず石ノ森章太郎の描く女性の乳房の蒸した中華マンのような張りのなさを嘆いているけれど、単なる好みの問題でしょう(ロケット・バスト好き?)。それよりもバスト・マシンガンの照準を一体どうやって定めるのかが気になります。

全37話の中に中篇作が2つある。「古城よりの招待状」(指令 no.7)は「そして誰もいなくなった」風ミステリの孤島リヴェンジ、雪の山荘、嵐の古城もので、東西両陣営から各3名招待された男女6人のスパイたちが1人ずつ殺されて行く趣向。殺人方法の派手な演出に目が奪われてしまうが、ミレーヌのファッションも見逃せない。横縞のケープ、乗馬服、セクシーなイヴニング・ドレス、フード付きハーフ・コート+ロング・ブーツ、ナイト・ガウン‥‥と4日間に10回も着替えている。「ドルフィン・ワールド」(no.10)は軍事利用目的で手足を移植されたイルカたちが叛乱を起こして人間たちを襲う、人類を支配〜征服して「ドルフィン帝国」を築く野望を描く、どこかコミカルで憎めない作品。ミレーヌはアニマル柄の衣裳や大胆な水着を披露している。定番コスチュームのミニ・ドレス+ロング・ブーツに加えて、エスニックなインディアン・スタイル(no.30「ポップ」)や、ブルー地に黒いゼブラ柄のミニドレスやフェミニンな花柄ワンピース(no.22「トレヴィに3度くる」)もシリーズに彩りを添えている。

連載時の時代背景を反映してか、黒人問題(人種差別)をテーマにしたエピソードも2つある。「ジャンプせよ! 時果つるまで」(no.6)はタイムマシン(時限変換機)の発明者エディスン・ナイト博士自らがフィアンセと一緒に実験に臨むが、2087年から1969年に遡って歴史の改変を目論む。言うまでもなくナイト博士は黒人である。「R&B」(no.28)の黒人ジャズ・ミュージシャン、サミエル・ブリット(サム)は2重スパイ?──ウエスト・ブロックの情報員であると同時に、黒人だけで結成された秘密組織のメンバーだった。「サイボーグ009」の中でも瀕死の重傷を負った008(ピュンマ)の黒い皮膚をギルモア博士が本人に無断で銀色の鱗状(「ドルフィン・ワールド」で着用したミレーヌのスウェットスーツのような)に改造して、黒人としてのプライド(アイデンティティ)を傷つける場面があったことを憶えている読者もいるでしょう。

マンガ技法における実験性という側面から『009ノ1』に光を当ててみよう。「パロディ」(no.12)や「ムゲン」(no.19)など、深層心理やドラッグ体験のサイケデリックな背景、「死霊の館」(no.24)のデカルコマニー貼り付け、「R&B」(no.28)のファンタジー・ワールド「ジュン」を彷彿させるジャズ音楽の映像化、「ポップ」(no.30)で使われたシナリオ風の台詞、「砂の城」(no.13)の科白(ネーム)だけや、「地平線の家」(no.33)のナレーション(独白)だけでフキダシを一切使わない構成‥‥。「昨日の暦」(no.29)は過去のエピソードを走馬燈のようにカットバックする。イースト・ブロック情報員と恋人のカップルを見逃したミレーヌはイメージ心理分析検査を受ける。目の前で両親を射殺された幼児期のトラウマ、父親ヘの満たされない愛情、生き別れになった弟の死、スパイ活動に対する懐疑心‥‥「その心の不安定さが、”敵”ヘの過度の同情心と結びついた」と解析される。ミレーヌの憂鬱。サイボーグ女戦士でありながら血肉を持った1人の女性として描かれるのだ。「ママ!」(no.15)で描かれなかった傷心のラスト・カット、ジェミニイの放ったナイフが彼女の右肩に突き刺さったシーンも明らかにされる。

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アニメ版『009-1(ゼロゼロナインワン)』(TBS 2006)はエグゼクティヴ・プロデューサに小野寺章氏の名前があるように、石ノ森原作を忠実に再現している。全12話中、初回の「潜入者たち」と、原作の「夜明け」(no.25)を拡大したオリジナル脚本のラスト3部作「逆爆発」「脱出」「夜明け」を除いた8作品──「聖夜」「ハードボイルド」「古城よりの招待状」「黄金の女」「ポップ」「港」「昨日の暦」「復讐」──は『009ノ1』と同タイトル、ほぼ同ストーリである(ただし「黄金の女」は同タイトルと「トレヴィに3度くる」を1本に纏めた豪華脚本になっている)。もちろん変更点も幾つか散見される。ミレーヌ・ホフマンはイースト・ブロックからの亡命者で、孤児院で育ち、自ら志願してゼロゼロ機関の一員(サイボーグ化)となったこと。「冷戦が140年続く、もう1つの未来」という設定。ロキという名前のイースト・ブロックの諜報員の存在。ミレーヌの仲間たち、9ナンバーの女性諜報員12名(009-1〜12)の名前も設定されているけれど、アニメ本編では余り活躍の場がなかった。

アニメ版の「ミレーヌ・ホフマン」は幼い顔立ちなのに「巨乳」というアニメ・ヒロイン像の王道を歩んでいる。感情を表に出さないニュートラルなヴォイスと相俟って、血の通っていないアンドロイド人形に見える場面も少なくない。石ノ森作品のヒロインの多くはフランソワーズ・アルヌール(003)のような淑やかな美少女と、『気ンなるやつら』のマリッペ(山田マリ)のような「お転婆娘」に分かれる。しかし、最初は神秘的だったり、明朗活発だったりする彼女たちも男主人公と親しくなる過程で、どこか優しい姉や母親的な存在に変化して行く。影の薄い身内キャラに収まってしまうというか、その点だけが読者として少々もの足りなかった。ミレーヌは主役という立場上からもフランソワーズのような存在にはなり得ない。陳腐な言葉で言い換えれば、男に依存しない自立した女性像という風になろうか。もちろん「女サイボーグ」のセクシュアリティという視点から論じても面白いのだが。

「パイロット版」で垣間見れるミレーヌのバスト・マシンガン(乳首)はTV放映ではソフト路線へ修正されてしまった。しかし、身長161cm、体重46kg(原作では52kg)にして、3サイズは上から98・58・93という超グラマー体型(胸デカすぎ!)。秘密武器バスト・マシンガンの説明が公式サイトにある。《9mm胸部内蔵型生体機銃×2門:両乳房に擬装内蔵する生体マシンガン。乳房内で自動生成される液体金属を9mm弾丸へ変質させ、ミレーヌの意志により発射する》と。性交中にコーフンして暴発しないかなどと、つい余計な心配をしてしまいます。「復讐」(no.12)の中で、囚われのミレーヌ嬢に鉄のブラジャー(貞操帯ブラ?)を装着するアイディアは傑作だった。まだ原作が3分の2以上残っているので、ここは続編(2ndシーズン)を期待したいところ。あるいはミレーヌの声を担当した釈由美子主演の実写版が公開されることを夢見ようか。

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手許にあるアクション・コミックス版「009ノ1」(双葉社 1970)は第3集1冊のみ(B5判カラー4頁)、ソノラマ漫画文庫版(朝日ソノラマ 1977)は第2巻が欠けている!‥‥と不完全だったので、中公文庫コミック版『009ノ1』(中央公論新社 1996)をテクストに使いました。第4巻に収録されている番外編「真珠爆弾(パール・ボム)」はオリジナル原稿が所在不明のため、掲載誌から復刻されている(画質が劣る)。TVアニメ版『009-1』のDVD第5巻には未放映分の「R&B」が番外編として特別に収録されているらしい。でも、全6巻・各2話収録(最終巻のみ3話収録)という、老舗の蕎麦屋みたいな上げ底仕様はアニメ業界では「常識」なのかもしれないけれど、納得行きませんね。収録時間約50分!‥‥もし次世代光メディアのブルーレイ・ディスク版『009-1』が発売されても同じ仕様になるのだろうか?

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009ノ1(ゼロゼロナインワン)1 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 1ー21

009ノ1(ゼロゼロナインワン)1 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 1ー21

  • 著者:石森 章太郎
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2006/02/22
  • メディア:コミック
  • 収録作品:頭脳を探せ!/ Dr.Xを連行せよ!/ 超能力者をわがポケットに / U.F.Oを確認せよ!/ モンスターを殺せ!/ ジャンプせよ!時果つるまで / 古城よりの招待状 / 扉絵コレクション / 表紙コレクション


009ノ1(ゼロゼロナインワン)2 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 2ー23

009ノ1(ゼロゼロナインワン)2 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 2ー23

  • 著者:石森 章太郎
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2006/05/31
  • メディア:コミック
  • 収録作品:ドルフィン・ワールド / Give & Take / パロディ / ガールハント / 魚のでてきた日 / 砂の城 / 青銅の男


009ノ1(ゼロゼロナインワン)3 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 2ー24

009ノ1(ゼロゼロナインワン)3 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 2ー24

  • 著者:石森 章太郎
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2006/05/31
  • メディア:コミック
  • 収録作品:ママ!/ クレバス / A HAPPY NEW YEAR / 鬼 / ムゲン / 港 / 復讐 / トレヴィに3度くる / No.100 / 扉絵コレクション


009ノ1(ゼロゼロナインワン)4 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 3-15

009ノ1(ゼロゼロナインワン)4 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 3-15

  • 著者:石森 章太郎
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2006/08/31
  • メディア:コミック
  • 収録作品:死霊の館 / 夜明け / 深海魚 / 目覚め / R&B / 昨日の暦 / ポップ


009ノ1(ゼロゼロナインワン)5 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 3-16

009ノ1(ゼロゼロナインワン)5 ── 石ノ森章太郎萬画大全集 3-16

  • 著者:石森 章太郎
  • 出版社:角川書店
  • 発売日:2006/08/31
  • メディア:コミック
  • 収録作品:走る5人 / HARD BOILED / 地平線の家 / 聖夜 / 花と竜 / 火星将軍 / 黄金の女 / 帰ってきた009ノ1 / 成人コミック "成人式" の日に / イラストコレクション


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.1

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.1

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2006/12/20
  • メディア:DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Infiltrators / Holy night


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.2

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.2

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2007/01/24
  • メディア:DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Hard boild / Invitation from an old castle


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.3

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.3

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2007/02/28
  • メディア:DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Port / Calendar of the Past


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.4

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.4

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2007/03/28
  • メディア: DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Woman of gold / POP


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.5

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.5

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2007/04/25
  • メディア:DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Revenge / R & B


009-1(ゼロゼロナインワン)vol.6

009-1(ゼロゼロナインワン)vol.6

  • メーカー:アニプレックス
  • 発売日:2007/05/23
  • メディア:DVD
  • キャスト:釈 由美子(ミレーヌ・ホフマン)
  • 収録作品:Reverse-explosion / Exodus / Daybreak

コメント(14)  トラックバック(0) 

コメント 14

yubeshi

YouTubeで何話か見ましたが、面白いですね。
釈由美子嬢の声も思った以上に似合っていた。
>あるいはミレーヌの声を担当した釈由美子主演の実写版が公開されることを夢見ようか。

何を期待してるんですか、何を!マシンガン??(笑)
by yubeshi (2007-06-11 23:40) 

sknys

yubeshiさん、コメントありがとう。
YouTubeに分割アップされていましたね。
今は一網打尽にされちゃったけれど‥‥^^

無機質的な「釈ちゃんヴォイス」が結構ハマっていました。
ミレーヌのバストマシンガンは文字通り破れかぶれの秘密武器!
‥‥着ている衣裳が破れちゃうんですよ(見ちゃダメ)。

38年前に「フラワーアクション 009ノ1」という実写版TVがあったのだ!
同じ由美でも、由美かおるが出演していた。
「かげろうお銀」の前から、くノ一だったのね^^:
by sknys (2007-06-12 01:16) 

葦のはら

!!これ、知ってます。サイボーグ009-1。
すごい印象的なネーミングだったので覚えてるんです。

ゲゲゲの鬼太郎のコミック本の中に
宣伝が載っていたんです (゜゜)
by 葦のはら (2007-06-15 11:46) 

モバサム41

はいはい、コーフンして爆殺されたいというsknysさんの偏執的な嗜好がよ~く伝わってきましたよ(笑)
私は、やっぱりフランソワーズ派かな、001抱っこしてるだけで全く戦力になってないけど…
by モバサム41 (2007-06-16 00:49) 

sknys

葦のはらさん、コメントありがとう。
中公文庫版『ゲゲゲの鬼太郎』ですね^^
女性の読者は楳図ホラーのトラウマ(へび女!)が尾を引いていて、
水木妖怪は印象が薄いみたい。

ミレーヌ・ホフマン(009ノ1)の存在は女性読者に
一体どのように映っているのかな。
ミレーヌ派、それともフランソワーズ(003)派?
‥‥とっても気になります^^
by sknys (2007-06-16 01:34) 

sknys

モバサム41さん、コメントありがとう。
「バスト・マシンガンで殺られたい願望」‥‥バレちゃいました?^^;
こっちもサイボーグ化しているので、ミレーヌ嬢と心中を遂げるわけです。

石ノ森ヒロインは主人公と距離がある間はミステリアスな存在ですが、
親密になると身内化してしまう。
フランソワーズ(003)は「姉」であり、同時に「母親」でもある。
良く言われることですが、
作者の「実姉」の面影が色濃く投影されているのでしょう。
by sknys (2007-06-17 15:41) 

ぶーけ

一瞬ミレーヌ姫のアニメが連続物に進化したのかと思ってしまいました。(笑)
こちらのグラマーなミレーヌさんのお話も面白そうですね。
by ぶーけ (2007-06-18 16:56) 

sknys

ぶーけさん、コメントありがとう。
紛らしいタイトルだったでしょうか?
でも〈アナタカモ〉のアニメPVと、そんなに掛け離れていないかも。
エロティックな映像はMFも009-1も同じですね^^
by sknys (2007-06-18 22:37) 

おきざりスゥ。

背表紙の題名と作者名から手にとって立ち読みを始めて
(昔の本屋サンでは漫画本を封印したりしてませんでしたからネ)
スグ「これは子供向けじゃないぞ」と気づくけれど止めたりはしないで読了した記憶。

思い出せる場面は多くないが面白かった感想より<古城よりの招待状>での
振り子ギロチンで身体の一部が徐々に失われてゆく描写への嫌悪や
(人物がジェット・リンクに似ているのも不愉快)
道具立てが洒落ていて好きな<R&B>も結末が無惨という印象が勝ってしまう。

ポールとの再会を描いた挿話も辛すぎる。
そうやって確認するしかなかったと云う独白があったように記憶するが
(何を?彼の正体を?それとも愛を?)
禁忌を犯したことが死の引き金ではないのか。
それらの精神的外傷も任務の障害となれば消去されてしまう。
(あれは治療ではなく修理とか部品交換とか良くって洗脳だ)

不毛な諜報員同士の暗躍の話なのだから昏く乾いていて当然。
好感を持たなかったのは出来の所為ではなく大人の男性向け作品を
女子児童の分際で覗き見たりしたから。
いま読んだらドウだろう?
<ポップ><砂の城><地平線の家><昨日の暦>あたりは面白く読めるかもしれない。

ところで今おもいだしたけど“サム=36”って設定なかったかしら?(笑)
                               彼らの共通語ってドコの言語?
by おきざりスゥ。 (2007-11-02 05:02) 

sknys

スゥ。さま、コメントありがとう。
当時のマンガ少年は「009」を愛読する一方で、
「009ノ1」を机の引き出しの中に隠していました^^

成人向けコミックなので、女体ヌードやセックス&ヴァイオレンス、
残酷非情な描写が出て来ます。
少女マンガを読んでいた女性読者が嫌悪感を覚えるのは当然かもしれません。

記事では敢えて深く触れませんでしたが、
弟ポールとの「禁断の愛」は石森ワールドのダークサイドですね。
「黒手塚」ならぬ「黒い章太郎」でしょうか。
『スカルマン』や『ロボット刑事』も境界線上の作品です。

セックス・プレイは任務を遂行するための女諜報員の手練手管なのか?
‥‥ミレーヌは自立しているようで、エディプス・コンプレックス、
男性(セックス)依存症なのかもしれない。

走馬燈のように記憶がフラッシュバックする〈昨日の暦〉は泣けますよ。
“サム=36” は「R&B」の黒人ジャズ・ミュージシャン、
サミエル・ブリット(サム)の愛称。
彼らの共通言語は「英語」だと思います。
by sknys (2007-11-02 23:40) 

おきざりスゥ。

過去記事に久し振りのコメント~♪
きょう繁華街を歩いたらパチンコパーラーの立看板に<009-1>の文字。
(全く勝手なイメージですが)sknysサンはパチンコしなさそうだから教えたげようかナ?と思い書き込みでスゥ。

メーカーURLを以下に貼っておきますので壁紙スクリーンセイバーなぞDLなさいませ(ただしトップページいきなり結構な音量で始まるので御注意!)

http://www.nishijin.co.jp/

>“サム=36” は「R&B」の黒人ジャズ・ミュージシャン、
サミエル・ブリット(サム)の愛称。
彼らの共通言語は「英語」だと思います。

サミュエル=サムは解るけどサム=36は日本語の語呂だから
彼らの共通語ってドコの言語?って訊いたのョ(笑)
by おきざりスゥ。 (2009-03-09 11:16) 

sknys

パチンコは1度しかプレイしたことがありません。
パチンコ依存症の人は、お気に入りの中古台を購入して
自宅で好きなだけ打てば良いのに‥‥と思いますが、
それじゃ全然面白くないんでしょうね。
ピンボール・マシンを置けるような広い「遊戯室」があったらなぁ^^;

トップページの大音量BGMはアニメ版「009-1」のエンディング・テーマ。
ヘンリー・マンシーニみたいで結構気に入っていました。
公式サイトの壁紙‥‥錦鯉と泳いでいるミレーヌがメチャ可愛い^^
http://www.ishimoripro.com/community/images/wallpaper/2006/07/c1.jpg

〈ミレーヌの憂鬱〉は赤丸急上昇中で、ランキング5位に入る勢いです。
36=サムは「サーティーシックス」の南部訛りでしょうか?(←苦しい)
村上春樹の新作長編『1Q84』も「日本語の語呂」合わせですね^^
「スゥ。さん、なにしているかなぁ」‥‥mironさんも心配していましたよ。
by sknys (2009-03-10 01:19) 

seki

 初めて、そして突然コメントを書かせていただきました。sekiと申します。

 毎週ヤフオクで様々なアイテムを出品している者ですが、先日出品した009ノ1についてネット上で情報収集中に貴方様のサイトに行き当たり、参考にさせていただきました。
 そこで大変失礼とは思いましたが、お陰様で出品できましたアイテムをご紹介しようとメールをお送りした次第です。お時間がおありの際にでもご覧いただければ幸いです。

http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r94589693

 ご不要な情報であった場合は一笑に付していただければ幸いです。
 それでは。
by seki (2012-10-04 17:49) 

sknys

sekiさん、コメントありがとう。
ヤフオクの「★激レアセット★009ノ1」を拝見しました。
とても丁寧な出品紹介で好感が持てます。

Vol.3は持っているのですが、Vol.1 & 2は初めて見ました^^
3冊共、40年以上前に発売された「雑誌」なので、
経年劣化していて当然ですね
(1967年創刊のCOMも黄ばんで脆くなっている)。

漫画アクションコミックス版の「009ノ1」はカラー頁も含めて
資料的な価値も高いと思います。
「石ノ森章太郎萬画大全集」がショボイというか‥‥^^;
by sknys (2012-10-06 15:01) 

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